掲載日:2009年10月19日(月)18:06
18日 熊本の祭りに参加してきた。 前日組と宿泊組とに分かれて、14名での参加 この1週間悩みに悩んだ結果 ここで「武叉」の踊り納め 正直、自分の中ではかなりの葛藤があった。 新曲の曲名も決まってなければ、煽りの口上もできてない。 何よりも、演舞自体が揃わないし、間違えずに踊れる子もまだ一人もいない・・・ それだけではない 一番、気になるのは、「武叉」での踊り納めをどこにするのか? 全てが全て悩みまくった。 そして出した結論が・・・
「武叉」の踊り納めを自分の中で、ある意味の記憶に残る日にしたいと思い、あえて、「武叉」の踊り納め そして新曲のお披露目 にしてやろう と思った。 もしかしたら、自分なりに追い込まないと、できない! と思ってのことだったのかもしれない。 12日の月曜日に連の皆に、熊本で踊り納め、お披露目を伝えた。 余裕のないいっぱいいっぱいの状態だったので、月曜日に立ち位置を決め、その部分だけのフォーメションを練習した。 水曜日の夜に曲名がやっと決まった。 木曜日の夜に煽りができた。 あとは腹をくくるのみ!
朝、当日組と合流 「武叉」の衣装に袖をとおして、やっと実感が湧いた。 そうか、今日で踊り納めか〜 今日2回のみで、納得いく集大成が出せるのだろうか? 思い返せば、キリがなく、いろいろ頭を過ぎった。 皆にふざけて「今ならまだ、全ての会場を「武叉」に変更できるでー」 などと たぶん、往生際の悪さが出たんかな??
会場に着き、ストレッチを行う そして通し いつものようにいつもと変わらない、衣装での、何の違和感もないカウントの取り方
そして出番が近づき、待機する。 名前が呼ばれた。 「1発目でしかも苦手意識の強い芝生会場 最後ぐらい克服して終わろうで」 全員と目を合わせステージに並ぶ 演舞開始 最初のタイミングもピッタリ! 腰も低い そして何よりも、よく声が出ていた。 みんな、気持ちの中でいろいろ想いがあって踊っていたんだろうと思う いい演舞だった。 給水を摂り、いろいろなお客さんに声をかけていただいた。
昼食を摂り、いよいよラスト演舞 演舞1時間前の昼食 半年前までなら、絶対吐くので2時間前ぐらいでないと食べません!って言っていたのが嘘みたい 昼食を終え、簡単にストレッチ そしていよいよ ラスト「武叉」
ステージに立ち 最後の戦がはじまった。自分も一言だけ、「我武者羅に踊ります」(ここは、やっぱり漢字で!) と挨拶をさせていただいた。 声が出ている キレもあった ちょっとした雑さもあったが、それをも上回る、圧倒するものがあった 気持ちが前面に出ていた。 納得行く演舞 見事に敵武将の首を獲ることができ、勝ち戦となりました。 演舞後、何人かが泣いていた。 いろいろな経験をさせてくれた「武叉」 崋劉眞にとっては、なくてはならない、自分の中では自慢できる1曲になりました。 また、時が経って、1年ぶりとかに踊りたい というか踊ります。 そのためには、時折、練習でもやっていこう!
駐車場に戻り、いよいよ新曲の衣装に着替える
名を 「 鵺 暁 」(やぎょう) と申します。
この曲には、かなり悩まされました。 今までは、崋劉眞を立ち上げた時にこんなことがやりたい! と思ってできた曲が「夜兎」 確か、2〜3週間で振り付けが完成した。 そして完成した後、全員に振り落としをする前には、既に次にはこんな曲がやりたい! って思ってできたのが「武叉」 振り付けも週4時間ぐらいで、1ヶ月ぐらいでできた。 ただ、この「鵺暁」に関しては、まず、次にやりたい!と思うことがまったく浮かばず、曲もイメージも漠然 テーマが出てこなかった。 そうこうしながら、やっと曲が完成したものの、今度は、イメージが全くわかない。 ただ、そこにある曲に振りを付けた というだけのものだった。 そんなものだから、1ヶ月ぐらいで、振りは完成したが、 この振りはおもしろくない? キマッてない? こんな振りあり? こんなんで雰囲気でる? などなど、考えだしたらキリがなく、気づいてみれば、最初に振りをつくった原型の半分以上振りが変わっている。 正直、今でも悩んでいる。 自分が創った物でないならば、客観的に観れて、この曲いいね う〜んちょっと など判断もできるのだが・・・ 今回は本当にあずってます。 そんなもんだから、演舞決定のあとの直前の練習でも振りが変わるし、 指導していても これでいいのか? としばしば考える。 自分の物になってないので、たぶん、指導も曖昧なんだおもう。 それに付き合わされる踊り子は・・・ ご迷惑をおかけしました。 愚痴みたいになったので、言い訳ばかりになったのでこの話しはこのへんで また気が向いたら書こうかな 読んでる方もおもしろくないと思うので
話しは元に戻って、「鵺暁」の衣装に袖をとおす。 完全に着らされてます って感じでした。 でも色も白から黒へ! みんなでかたまってみるとなんとなく雰囲気もあるかな? さっきの話の部分でテーマを書いてなかったが、最初のテーマは大雑把だが、「原点」 原点に返るという意味で、自分なりの意味合いは、「修行僧」 そこから「烏天狗」 すいません なんか強引ですかね? ただ、ストレートに修行僧では、おもしろくないな〜と思ってこんなのになりました。 「こんなんでましたけど〜」(30代以上の方ならこの台詞わかります?) すいません またまた話しがそれました・・・
着替えを済ませ髪型も変え、メイン会場に向かう。 演舞1時間前 自分を筆頭に言葉数が少ない 出るのはため息と、「緊張する〜」の連発 もちろん笑顔も少ない 時間が近づきいよいよ出番 司会の方が「曲名は 鵺 暁 です!」 正直、まだしっくりきてなかったです。 そして、若干、震える手にマイクを持ち一言、二言話して きっかけを言う。 自分で曲名を言うのもきっかけを出すのも忘れそうな感じでした。 煽りにいたっては、すいません・・・ 全く覚えることができずに、ぶっつけ本番でした。 カンペは作っていたので、開き直り、チラ見をしながら口上を述べました。 すごく短く感じました。 気づいたら、あれよあれよという間に終わったという感じで、、、
どっと疲れが出ました。 喉はカラカラで、給水場にて、何杯もおかわりしました。 でも踊り子は、よく頑張ってくれました。 本当に感謝です。 演舞が終わり、メイン会場にて、いつもの倍はかいたであろう汗を拭いて、少しゆっくりしました。 皆も、安堵と疲れとで、微妙な雰囲気になっていたが、とりあえず、出し切ったという感じが一番強かったかな? もちろん自分の煽りの口上もなんて言ったか聞く余裕もなかったそうです。 ぐだぐだの口上だったのでかえってよかったかな
そして最後の演舞会場へ移動 最後の会場での演舞はパレードで「男なら」 もちろん言うまでも無く、会場移動への足取りは軽い軽い! ほんとスキップしたくなるぐらい。 踊りに関しては、踊り込んでいる曲だし、煽りも何百回とこなしてきた 気持ち的には全然、ラクでした。 約1名を除いて・・・ 今回の熊本の祭りで、よさこいデビューの子がいたので、もちろん「男なら」も初めて 練り歩きも初めて でも頑張ってました。 声を出す余裕はあまり無かったかもだが、よくついて来てました。○原 デビューおめでとう! 来週の佐世保ではまた1名、○むらが よさこいデビューをする。 デビューが、「鵺暁」で 二人とも大変とは思うけど、早く楽しい!と思ってくれたらええな〜
そして、崋劉眞のこの日の演舞は終了した。
気づいてみれば、「武叉」に始まり、「鵺暁」「男なら」 4会場で3曲 そりゃ疲れるわ〜 でも記念すべき1日になったことは、間違いない!!!
長州よさこい連 崋劉眞 3曲目のオリジナル曲「鵺暁」 観られた方にはどのように映ったのだろう? 衣装負け? 間違いなく前曲「武叉」ほど派手さはない! でもそのぶん味のあるものにしていきたい。 今から、いつまで踊るかは、わからないが、先ずは自分のものにして、祭りのたびに進化させて、いつかはこの「鵺暁」も「いい曲になったね」「また観たい!」 といってもらえるような、自分達らしい、崋劉眞らしい演舞に仕上げていきたい!
新たな、スタートをきる!
この日、一つの終わりがあって、一つの始まりがあった。

